東京国際大学のエティーリさんは、大学1年目にして4種目の学生記録保持者となった陸上競技選手!
ケニアからの留学生で、2025年の箱根駅伝でも注目されている選手です。
エティーリさんは、日本に来るまでにはどんな活動をしていたのでしょうか?
今回はエティーリさんのプロフィールやケニア時代の活躍ぶりについて調べてみました!
エティーリは何者?Wiki風プロフィール
陸上競技選手として活躍中のエティーリ選手のプロフィールはこちら!
- 名前:リチャード・エティーリ
- 読み方:りちゃーど・えてぃーり
- 英語表記:RICHARD ETIR
- 生年月日:2003年12月12日
- 年齢:21歳
- 出身:ケニア
- 種目:長距離走
- 所属:東京国際大学
- 学歴:ティル中学→シル高校→東京国際大学人間社会学部(在学中)
- 身長:170cm
- 体重:58kg
- 趣味:ランニング
リチャード・エティーリ選手は東京国際大学に所属する長距離走選手です。
2003年12月12日生まれ、国籍はケニアです。
2023年に、「留学生最強ランナー」と呼ばれたイエゴン・ヴィンセント選手の卒業と入れ替わるように、東京国際大学に入学しました。
エティーリ選手は、大学1年次から素晴らしい活躍ぶりで、イエゴン・ヴィンセント選手を上回る逸材として注目されています。
東京国際大学での記録
エティーリ選手は東京国際大学入学後に、どのような活躍をしているのか気になりますね。
東京国際大学でのエティーリ選手の記録をまとめました!
東京国際大学入学のきっかけ
エティーリ選手が日本に来ることになったきっかけは、中村勇太コーチ(現監督代行)がケニアに渡り日本で活躍できそうな選手を探しに行ったことでした。
ヴィンセント選手が最終学年を迎える2022年の2月のことです。
ケニアとは大きく環境が違う日本で、活躍できたのは大学入学前に何度か日本を訪れて夏の暑さや冬の寒さなどを体験したことがあげられます。
さらに、強い意志を持って入学したことが良い結果を生み出していました。
「我々がチームとして彼らの能力を見定めるだけでなくて、彼らもまた、ここで強くなれるのか、ここでやっていけるのかを見定める期間でした。そういった安心感を持った上で入学してもらいたかった。彼らは”俺はここで頑張るんだ”という覚悟を持って入学してくれました」
sportivaより
日本語も順調に上達しているようです。
エティーリ選手の明るさや、日本語を使おうとする意欲も評価されているようです。
エティーリの大学1年次の記録
エティーリ選手は、大学1年時にして4種目で学生記録保持者となりました。
その活躍ぶりは以下の通りです。
- 2023年4月22日のNITTAIDAI Challenge Games
10000mで27分06秒88の新記録樹立 - 2023年5月4日のゴールデンゲームズinのべおかべ
5000mで13分00秒17の日本学生新記録を樹立 - 2024年今年2月4日香川丸亀国際ハーフマラソン
59分32秒で17年ぶりの新記録を樹立 - 丸亀ハーフでは20kmの通過タイム(56分36秒)で日本学生記録を更新
大学1年目にして、素晴らしい記録を樹立しました!
2つめの「ゴールデンゲームズinのべおかべ」では、5000mで先輩のヴィンセント選手の記録を15秒も上回っています!
箱根駅伝予選会でのまさかの敗退
素晴らしい記録を樹立したエティーリ選手でしたが、いつも順調とは限りません。
2023年10月14日の第100回箱根駅伝予選会では、8km付近で転倒し脚を負傷してしまいました。
怪我の影響から1時間02分11秒の個人12位にとどまり、チームとしてはわずか3秒差で7年ぶりに出場を逃しています。
このときは、皮膚にひどい怪我を負いましたが、1週間程度走りだすことができ11月の「八王子ロングディスタンス」に出場しています。
八王子ロングディスタンス
八王子ロングディスタンスでは、10000mで26分台を狙っていましたが、寒さの影響からか27分15秒53という結果でした。
それでもめちゃくちゃ速いですね!
その後は順調に回復し、翌年2月の香川丸亀国際ハーフマラソンで新記録を樹立しています。
17年ぶりに学生新記録を更新し、特別ボーナスの100万円を獲得しました。
エティーリの大学2年次の記録
エティーリ選手は、2024年10月19日に行われた第101回箱根駅伝予選会に出場しています。
今回は、脇腹痛により思うように走れませんでしたが、個人では11位!
東京国際大学の選手の中では、一番いい記録でした。
箱根駅伝予選会の日は気温が高く、楠木悠人主将が熱中症で棄権するなど予選会は厳しい状況でした。
しかし、他の選手達の頑張りもあり、東京国際大学チームは8位で2年ぶり8回目の出場を決めています。
エティーリ選手は、11月3日に開催された第56回全日本大学駅伝では出走メンバーから外れています。
ケニア時代の活躍
来日後に大活躍を続けるエティーリ選手ですが、ケニア時代はどのような活躍をしてきたのでしょうか?
エティーリ選手のケニア時代の活躍ぶりを調べてみました!
ケニア選手権出場
残念ながら、ケニア時代のエティーリ選手の詳しい情報は見つかりませんでした。
2022年に来日する以前は、ケニアのクラブチームで活動していたようです。
ケニア時代の成績は不明ですが、来日後2023年7月にケニア選手権に出場しています。
2023年7月のケニア選手権に5000mで出場し、6位を記録しました。
日本で新記録を続々と樹立させているエティーリ選手だから、6位は物足りないと感じている人もいるかもしれません。
この投稿でもわかるように、エティーリ選手ですら世陸の代表に選ばれるのは簡単ではないとのことです。
それゆえ、優秀な選手は多く、6位でもすごいことだとわかりますね。
実は、来日したばかりの頃、エティーリ選手は自身のポテンシャルに気付いていなかったのだそうです。
学生のみならず、実業団のケニア人選手が相手でも、各種レースでトップ争いができていることで、ケニア代表として戦うチャンスがあるのではないか、と思えるようになったという。目線が高くなったのに伴い結果もついてきた。意識の高さも、ハイパフォーマンスを連発する要因なのだ。
sportivaより
日本での活躍でより高い意識を持つようになったエティーリ選手は、今後さらに強くなるかもしれません。
2025年度の箱根駅伝では、良い結果が得られると良いですね。
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