2023年大河ドラマ「どうする家康」第2話に登場する「小平太」。
第2話では木の上で昼寝ばかり・・・のび太くん的な登場の仕方ですが、実は今後「どうする家康」において家康を支え続けるキーパーソンなんです!
「どうする家康」第2話 小平太と元康の出会い【大樹寺】
「どうする家康」第2話では、桶狭間の戦いにおいて、松平昌平(織田方)の奇襲を受け、松平元康(のちの家康)は、松平家の菩提寺である「大樹寺」に逃げ込みます。
出典:岡崎おでかけナビ
そこで出会ったのが、小平太。
住職・登誉上人(とうよしょうにん)の下で、修行をしているが、あんまりやる気のない様子・・・?
徳川家の旗印にもなっている「厭離穢土欣求浄土」とは?
出典:ぽけろーかる
父の墓の「厭離穢土欣求浄土(おんりえど・ごんぐじょうど)」の文字を見て、「汚れたこの世を離れ、極楽浄土へ行けという教え」を思いだした元康は、「自分の首を渡せば、家臣たちが助かる」と死を覚悟します。
そこに現れたのが、昼寝をしていた小平太。
小平太は元康たちに「厭離穢土欣求浄土(おんりえど・ごんぐじょうど)は、汚れたこの世をこそ、浄土にすることを目指せという意味」だと、登誉上人(とうよしょうにん)から教わったということを教えてくれます。
(ただし多くの資料では、元康と小平太が出会ったのは大樹寺ですが、おんりえど〜の教えは、元康が住職から教わったことになっています。)
出典:岡崎おでかけナビ
父の墓の文字、菩提寺である大樹寺の住職の教えと知った元康が、岡崎城へ向かうことを決心する、重要なエピソードです。
「厭離穢土欣求浄土」は、浄土宗「往生要集」の教え
この「厭離穢土欣求浄土(おんりえど・ごんぐじょうど)」は、1000年ごろに源信(げんしん)により書かれた「往生要集(おうじょうようしゅう)」の冒頭の言葉。
「私たちが住むこの世界は苦悩に満ちた穢れた世であり国土であり、それを厭(いと)い離れることを願うことであり、心からよろこんで浄土に生まれることをねがい求める」
~readyforより~
という浄土教の根底思想。元康を奮起させたこの言葉は、こののち徳川家の旗印になっています。
大樹寺の御朱印帳&御朱印は「厭離穢土欣求浄土」
愛知県岡崎市にある大樹寺では、御朱印にも「厭離穢土欣求浄土(おんりえど・ごんぐじょうど)」の文字が!
ついに 限定季節御朱印発売予定!
第1弾は11月(秋の限定御朱印)
11月1日から12月31日まで
なんと!切り絵なんです。
書置きとなります。1枚1000円です。
右は通常の御朱印 1枚300円です
11月1日からですよー pic.twitter.com/DJMUxI6sP1— 大樹寺 公式 (@daijujitemple) October 24, 2022
ご朱印帳にも「厭離穢土欣求浄土(おんりえど・ごんぐじょうど)」の表記があるそうです。
#どうする家康 #岡崎市 #大樹寺 #御朱印
年末からSNSを離れていましたが、やっと元の生活に戻ってきました🍀新年の第一弾がこの御朱印。本日は会えないと思ってた娘と合流出来て一緒に☺️興味なさげな娘っちを宝物拝観に誘い、え〜⁈家康さん19歳の時 ここで自害しようとしたのね〜!との感想😅 pic.twitter.com/vYnXxYEYIO— mimi340baba (@mimi340mama) January 13, 2023
ただし、駐車場が少なく、「どうする家康」効果で混むことが予想されるので、拝観する方は気を付けてくださいね!
小平太(のちの榊原康正)はどんな人物?
「どうする家康」第2話では、元康が岡崎城へ向かう際、小平太とは大樹寺の門で別れます。
これまで、大樹寺であまり熱心に修行をしていなかったのか、小平太の「今一度、私に書物をお貸しくださいませぬか」の言葉に、登誉上人(とうよしょうにん)は微笑み・・。
ここでいったん小平太の出番は終わりですが、第6話からは小平太が元康一向に同行するように!
徳川家臣団のクール&マイペースな貴公子?榊原康正
小平太はのちの榊原康正(さかきばら・やすまさ)です。
次男のため気ままに生きてきましたが、元康との出会いにより、才能を見出され、徳川家臣団として活躍するようになります。
後に家康の息子の教育係を任されるほど、家康にとって信頼の厚い人物になっていきます。
「どうする家康」での小平太の活躍が楽しみですね!
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