栃木県那須町で亡くなった宝島龍太郎さんと妻・幸子さん。
中国吉林省からの帰化ということで、朝鮮系中国人なのではないかと言われています。
中国の朝鮮族とはどのような人たちなのでしょうか。
【国籍】宝島龍太郎と妻・幸子は吉林州出身?
被害者である宝島龍太郎さんと妻・幸子さん。
「宝島」という苗字は日本に帰化した中国人に多い苗字であることから「帰化した中国人」ではないか、と事件発覚当初より言われていました。
日本でビジネスをしていた宝島龍太郎さんと妻・幸子さんですが、
- 中国語
- 朝鮮語(韓国語)
で話す場面も多く目撃されていました。
このことから
- 中国人?
- 韓国人?
と噂されてきました。
集英社オンラインでは、次のように報道されています。
サンエイ系列と客引きでもめ、訴訟沙汰にもなっているC店のオーナーがこう語る。
「基本的に宝島夫婦は奥さん主導で、尻に敷かれた旦那がそれに従う感じで店も増やしてきた。揉めごとでも仕掛けてくるのは奥さんで、口汚い朝鮮語で罵ってくる。あの夫婦は両方とも中国の吉林州出身だけど中国語はあんまり上手じゃない。
ー集英社オンラインー
吉林州→吉林省のことと思われます。
夫婦、つまり宝島龍太郎さんと妻・幸子さんは2人とも中国の吉林省出身のようです。
吉林省は、中国でありながらも朝鮮族の人も住んでいることから、宝島龍太郎さんと妻・幸子さんは朝鮮系の中国人なのではないか、と考えられます。
吉林省にいる中国の朝鮮族とは?
宝島龍太郎さんと妻・幸子さんの出身地・中国吉林省はどのような土地なのでしょうか?
中国なのに朝鮮族が多いのはなぜなのでしょうか?
吉林省は北朝鮮と接している
立地的には、中国吉林省は、北朝鮮と接しています。
北朝鮮と中国の国境沿いにある地域ですね。
吉林省=満州国の一部
吉林省は、かつての「満州国」の一部でもあります。
満州国は、東三省(奉天省・吉林省・黒竜江省)の地域にあたります。
日本は、1931年の満州事変の後、満州国を建国し、多くの日本人が入植しました。
中国残留孤児として日本へ
しかし、第2次世界大戦末期、ソ連が満州国に侵攻します。日本に逃げ延びることができず取り残された人々が、「中国残留日本人」となりました。
中国残留孤児(親を亡くした子供)は中国人に育てられ、中国残留婦人(女性)は中国人と結婚し、生き延びました。
1972年の日中国交正常化の後、2万人以上の中国残留日本人が帰国しました。
しかし、中国人として養育された期間が長かったため、日本語を話すことができず、日本社会に適応できずに、帰国者の8割が生活保護を受けています。
吉林省には朝鮮族自治州も
吉林省の一部は、「延辺朝鮮族自治州」といわれ、朝鮮族が多く住む地域です。
19世紀に朝鮮からの移民が大量に移住し、1952年に延辺朝鮮族自治区となりました。
この地区では、漢字とハングルが使われています。
この地域に住む人は、中国語・朝鮮語(韓国語)・日本語を話し、韓国や日本へ出稼ぎへ行く人も多いようです。
宝島龍太郎さんと妻・幸子さんが朝鮮語(韓国語)を話すことができたのも、こういった地域とのかかわりがあったからかもしれませんね。
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