2024年4月11日、東京都中央区の日本橋高島屋で盗まれた純金製の茶碗。
その後の捜査で、事件当日に東京都江東区の買取店で売却されていたことがわかりました。
1040万円の純金茶碗が、180万円で買取されたという事実に、安すぎる!と話題になっています。また、この買取店が即日400万円以上でこの純金茶碗を転売していたこともわかり「悪質!」と話題になっています。
純金茶碗を激安買取した古物買取店はどこなのでしょうか。
1040万円の純金茶碗が180万円で激安売却?
日本橋高島屋で行われた大黄金展で、盗まれたとされるのが、名工・石川光一さん作の「K24 抹茶茶碗 五山」です。
爆上がり!2024年4月の金の相場は?
盗まれた純金茶碗は「K24 抹茶茶碗 五山」なので、24金と考えられます。
24金1gの相場
- Brandear 12,373円(2024年4月15日)
- なんぼや 12,500円(2024年4月15日)
- おたからや 12,931円(2024年4月12日)
買取店によって、多少誤差はありますが、1万2千円は超えているようですね。
金の相場は、今年初めは10000円ぐらいでしたが、3月~4月にかけて上がり続けているようです。
盗まれた純金茶碗の「金の値段」は475万円!
盗まれた純金茶碗「K24 抹茶茶碗 五山」の重さは、約380gと言われています。
先ほどのなんぼやさんの金相場「1g=112500円」で計算しますと、金だけで475万円となります!
缶コーヒー2本分くらいの(手軽にかばんに入る)重さの金で475万円はすごいですね!
先ほど、金相場で紹介したほかのお店での売却価格も併せますと
380gの24金の売却価格
- Brandear 470万1740円(1g=12,373円)
- なんぼや 475万円(1g=12,500円)
- おたからや 491万3780円(1g=12,931円)
手数料をどのくらいとられるかはわかりませんが、470万~490万円くらいの売却額になりそうです。
盗まれた純金茶碗の制作者は名工
盗まれた純金茶碗の金の値段が475万円というのもすごいですが、盗まれた純金茶碗「K24 抹茶茶碗 五山」の作者は、天皇陛下のご成婚記念品も手掛けた名工の作品。
商品価格としては、1040万6000円はあるそうです。
180万円激安買取した古物買取店はどこ?
金の値段だけでも470万円以上はする380gの純金茶碗を、180万円で激安買取した古物買取店はどこなのでしょうか。
ニュースでは以下のように書かれていました。
茶わんは盗まれた当日に江東区の古物買い取り店に持ち込まれ、約180万円で売却されたが、店からは見つかっていないという。 -時事通信ー
180万円で買取をした後、400万円以上で台東区の古物商へ転売したようです。この古物買取店の闇が気になりますね。
犯人が純金茶碗を売った古物買取店の場所は
となっています。
東京都江東区の古物買取店を検索すると次の店がヒットしました。
※純金茶碗が売却されたのは2024年4月11日木曜日の事件当日です。
東京都江東区の古物買取店
- 御徒町ボンド亀戸店(江東区亀戸3丁目)
- 買取専門店おたからや門前仲町店(江東区門前仲町1丁目)
- くまねこ堂(江東区南砂5丁目)
- 不用品回収・リサイクルショップ 株式会社ユースフル 江東区(江東区森下1丁目)
- 時代屋ぶんめい(江東区亀戸2丁目)※木曜定休日
- 高く売れるドットコム東京リユースセンター(東京都千石2丁目)※金の買取なし
- リサイクルアピオ(江東区東砂4丁目)
- リサイクルショップ出張買取MAX江東区(江東区東陽3丁目)
Google検索でヒットした江東区の古物買取店は、以上の店ですが、上記以外にも小さな店や闇店のような店もあるのかもしれません。
なぜ470万→180万円の激安買取になった?
なぜ1040万円の純金茶碗(24金の時価470万円以上)が、180万円で取引されてしまったのでしょうか。
以下の3つの理由が考えられます。
- 容疑者が金の相場を知らなかったから
- 盗品ということで買いたたかれたから
- 200万円以上は身元がばれるから
一つずつ見ていきましょう。
理由①容疑者が金の相場を知らなかったから
単純に純金茶碗を盗んだ容疑者が金の相場をよく知らなかったということが考えられます。
金の相場は、2019年には5000円ほどでしたが、2024年4月には12000円以上と爆上がりしています。
しかし、そのことを知らなかったら、2019年の相場1g=5000円→約380g=180万円と騙されてしまったのかもしれません。
理由②盗品ということで買いたたかれたから
純金茶碗盗難は、2024年4月11日の昼前に起こり、夕方には全国ニュースになっていました。
古物買取店は、買い取った後すぐに純金茶碗を売却しているようなので、「盗品」と気づいていた可能性が高そうです。
「盗品」という後ろめたい理由があることから、買いたたかれてしまったのかもしれませんね。
理由③200万円以上は身元がばれるから
「犯罪収益移転防止法」により、2014年より、200万円以上の取引をする際には、身分証確認と税務署申告が必須になりました。また、その書類は、7年間残ることになります。
このことから、古物買取店側が「足のつかない」200万円未満の買取金額を提示したのではないかと考えられます。
4月15日の午後、純金茶碗は転売先である台東区の買取店で発見されました。江東区の買取店は、180万円で買取した純金茶碗を、台東区の買取店に400万円以上で売却したようです。
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