2023年10月にスタートしたアニメ「ティアムーン帝国物語」。
オープニングソングでは、あざとかわいいミーア姫の映像や、登場人物たちのコミカルな動きも目を引きます。
今回は、アニメ「ティアムーン帝国物語」OPの歌詞の意味を考察しました。
ティアムーン帝国物語OP「ハッピーエンドプリンセス」とは
アニメ「ティアムーン帝国物語」のオープニングを歌うのは、主人公ミーア姫の声を担当する上坂すみれさん。
曲名は「ハッピーエンドプリンセス」です。
ティアムーン帝国物語は、 20歳の時に「断頭台で処刑される」というバッドエンドで終わってしまった皇女ミーアが、12歳の地点から「バッドエンド回避」のためにやり直すお話。
つまり「ハッピーエンド」を目指して奔走するプリンセスのお話です。
キラキラなお話の世界観や、ミーア姫の人間性がよく表現されているOPで、とても評判がいいです。
ティアムーン帝国物語OP「ハッピーエンドプリンセス」歌詞の意味を考察
ティアムーン帝国物語のオープニングソング「ハッピーエンドプリンセス」の歌詞の意味を考察しました。
女神!聖女!叡智!聡明!慈愛!博愛!ですわ
女神!聖女!叡智!聡明!慈愛!博愛!ですわ
「女神!聖女!叡智!聡明!慈愛!博愛!」で始まります。
20歳で処刑された前の時間軸では、ミーアは帝国の第一皇女をいいことに好き勝手に生きていました。冒頭のこの言葉は、前の時間軸では、ミーアが決して言われることのなかった言葉。
「ティアムーン帝国物語」では、ミーアは前の時間軸で失敗した分岐点をやり直していきます。
映像にある「ミーアの日記」は、ミーア姫が処刑される日まで書き続けた日記。未来のことまで書いてあり、ミーアがどの分岐で処刑台行きになったのかを知る手掛かりになります。
その際「断頭台から逃れる」を目標にミーアがとった行動が、側近や関わる人々に深読みや勘違いをされ、「女神!」「聖女!」がミーアのイメージとなっていきます。
ミーア自身の内面と、周りが持つミーア姫のイメージがかけ離れているのもこの作品の面白いところです。
「ですわ」はミーアの口癖ですね。
なんてったってお姫様
あたし なんてったってお姫様
この人生におけるヒロイン ですわー!
ミーア強すぎ&かわいすぎですね!
本物のお姫様なのに、「物語のヒロイン」じゃなくて「この人生におけるヒロイン」と言っているところもかわいいです。
前の時間軸ではなかった「自分の人生を主体的に生きよう」という決意の表れのようです。
勝手にどうぞ!?世間はいつも風向き次第
一生 姫プでイージーモード!
って思ったら勝手にどうぞ!?
世間はいつも風向き次第
前の時間軸では、ティアムーン帝国のたった一人のお姫様ということで、人生イージーモードだと思っていたミーア姫。
世間のこともよく知らず、知ろうともせず、気が付いた時には投獄され処刑されてしまいました。
人間不信になっちゃう ←軽い
有象無象ばかりでホント
人間不信になっちゃう
「人間不信になっちゃ~う」と軽く言っていますね。
ミーアは、「どの人も信じられない」のではなく、「全部信じるのは危険」と学び、冷静に物事を見るようになっています。
とくに前の時間軸で、ミーアを処刑台に上げたシオン王子のことは恨んでいます。今の時間軸では、シオン王子はミーア姫に好感を持っていますが、それでも前の時間軸でミーアを追い詰めたシオン王子のことは信じられないようですね。
一方、前の時間軸で、最後までミーアのことを裏切らなかったメイドのアンナや、近衛兵たちのことはとても信頼しているようです。
気づいたの この世界に血も涙もないってこと
気づいたの この世界に血も涙もないってこと
「血も涙もない」というのは「人間らしい思いやりや優しさがなく、冷酷である」ということ。
ティアムーン帝国唯一の姫であるミーア姫が、選んだ「次男」アベル皇子
確かに、今の時間軸ではミーアは断頭台を逃れるためにいろいろ頑張っていますが、日記を見るとやっぱり断頭台ルート。
世界は、ミーアを断頭台へ送りたいようで、冷酷ですね。
あれもダメ これもダメ
あれもダメ これもダメ
それもダメ どれもダメ
現実は世知辛い
ミーアはお姫様なので、いろいろな制約があるのでしょうね。
前の時間軸では、お姫様に乗馬する風習はなく、馬に乗ることもなかったミーア。反乱がおきたときに逃げることができず、処刑されてしまいました。
全部改変ですわ~!
改変だ 改変だ 改変だ 「全部改変ですわ!」
これぞ「ティアムーン帝国物語」の根幹!
日記に記されている「うまくいかなかった自分の歴史」をつぎつぎ改変していく様子が痛快です。
悲しいシナリオも 全部全部 書き換えちゃうの
悲しいシナリオも 全部全部 書き換えちゃうの
ミーア強い!
日記にある未来の内容は「シナリオ」で、そのシナリオ通りにやったら断頭台行き。
持ち前のパワー(と権力)でどんどん書き換えていくんですね。
自分の物語ぐらいは きっらきっら楽しまなきゃ
だってだって お姫様自分の物語ぐらいは
きっらきっら楽しまなきゃ
前の時間軸では、皇女であるのをいいことにお高くとまり、結果学園生活ではぼっちだったミーア。
男の子と恋に落ちたり、一緒に本を読んで感想を語り合う友達ができたり、前の時間軸のミーアよりもずっと生き生きしていますね。
運命なんて 改変して差し上げますわ!
今に見てなさい!
運命なんて 改変して差し上げますわ!
ミーア姫なら、運命も変えられる!
「運命から逃れる」のが全く不可能に見えない、底知れぬパワーを持ったミーア姫。
しかしながら、改変しまくっても、その先にギロチンしかない運命のミーア姫。
最初の時間軸は、何もしていなかったように見えて、あらゆる分岐点で断頭台方向に進んでいたんですね。
「ハッピーエンドプリンセス」歌詞の意味考察まとめ
ミーアらしさ前回のティアムーン帝国物語主題歌「ハッピーエンドプリンセス」。
変わりそうで変わらない運命。改変しようと奔走し、その姿を誤解され周りからあがめられるミーア姫。
どうやってハッピーエンドになるのか?
どんなハッピーエンドになるのか?
先が楽しみなお話です♪
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