2024年の東京都知事選挙に立候補を表明している小野寺紘毅（こうき）さん。
「忠臣蔵義士新党」とのことですが、赤穂浪士とどのような関係にあるのでしょうか。
小野寺紘毅さんの公約や学歴・経歴・プロフィールをまとめました。
小野寺紘毅の忠臣蔵義士新党って何？赤穂浪士との関係は？
小野寺紘毅さんは、「忠臣蔵義士新党」です。
「忠臣蔵」「義士」というと「赤穂浪士」が有名ですね。
小野寺紘毅さんと赤穂浪士にはどのような関係があるのでしょうか。
忠臣蔵（赤穂事件）とは
赤穂（あこう）事件は、江戸時代中期に起こった事件です。
吉良上野介（きらこうずけのすけ）を討ち損じて切腹に処せられた浅野内匠頭（あさのたくみのかみ）の代わりに、浅野内匠頭の家臣である大石内蔵助（おおうちくらのすけ）を中心とする47人の「義士」が、吉良を討った事件です。
主君に忠義を示した赤穂浪士は、美談としても語られますが、赤穂浪士はテロリストだったという見方をする人も多いです。
小野寺紘毅は赤穂行列主催者
小野寺紘毅さんは、1989年から毎年、高輪泉岳寺の赤穂義士の御霊を供養するための義士行列を主催してきました。
onodera.akogishi.comより
小野寺紘毅さんは、「主人に対する忠義はすべての人を大切にする心に通ずる」という想いを絶やさず伝えるために、この赤穂行列を行っていたそうです。
小野寺紘毅は赤穂浪士の子孫？
会見では、
- 赤穂浪士には「小野寺」さんが9人参加（最大派閥）
-
35年間赤穂行列を続けてきた
-
小野寺紘毅さんが赤穂行列を始めたのは45歳で、大石内蔵助が亡くなったのも45歳
であることから、小野寺紘毅さんと赤穂浪士には「深い深い関係がある」と主張しています。
（赤穂浪士の子孫ではないようです。）
会見では、
- 「忠臣蔵義士新党」の「忠」は、中心の「中」。
- 家庭の中心である両親が同列だと、軸が2つになりぎくしゃくしてしまう。
- 東京都の中心も1つがいい。
とも主張していました。
小野寺紘毅は何者？Wiki風プロフィール
小野寺紘毅さんは何者なのでしょうか。プロフィールを見てみましょう。
- 名前：小野寺紘毅
- 読み方：おのでら・こうき
- 生年月日：1944年7月31日
- 年齢：80歳
- 出身：満州国吉林省
- 職業：経営者
- 資格：一級建築士
- 所属政党：忠臣蔵義士新党
- 肩書：赤穂浪士行列実行委員会代表、日本ミャンマー協会副会長、など
小野寺紘毅さんは、第二次世界大戦前の満州国吉林省生まれ。
1歳9か月の時に日本が敗戦し、5人の家族とともに中国の混乱の血をさまよい、長崎県佐世保港に到着しました。
現在は、ミャンマーにあるヤンゴンインターナショナルホテルの経営をしており、ミャンマーとのつながりも濃いようです。
小野寺紘毅の政治主張・公約
小野寺紘毅さんは、東京都知事選挙出馬にあたり、次のような公約を公表しています。
【東京都知事選挙の公約】
- 首都東京防災
- 戦争に対する防衛安保
小野寺紘毅の学歴
小野寺紘毅さんの学歴は次の通りです。
小野寺紘毅の学歴
- 小学校：非公表
- 中学校：非公表
- 高校：非公表
- 大学：日本大学理学部卒業
小野寺紘毅の経歴
小野寺紘毅さんの経歴は次のように公開されています。
小野寺紘毅の経歴
- 三菱建設に入社
- 三松建設の常務→社長に
- 1989年 赤穂行列を始める
- 1989年 三松建設がエムジーシーに商標変更
- 1989年 ミャンマー政府から白金高輪のミャンマー大使館の土地を620億円で買うが、後に30億円で売ることになる。
- 1990年 三松建設倒産。
- 1999年 ミャンマー政府から融資を受けて、ヤンゴンインターナショナルホテルを建てる
小野寺紘毅さんは、父親が社長を務めていた三松建設の後を継ぎ、社長になりました。
ミャンマーとのつながり
小説「ビルマの竪琴」を読んで感銘を受けた小野寺紘毅さんのところに、1989年ミャンマー大使館の敷地購入の話が舞い込みます。
当時、ミャンマーは財政が緊迫。
一方で、ミャンマー大使館のある白金高輪の土地は高騰。
そこでミャンマー政府は、大使館の土地の一部を、ミャンマーの国家予算相当の650億円で売ろうとしていましたが、買い手が付きません。
そこで、会社経営者であった小野寺紘毅さんが、20億円の手付金を紹介者に振り込み、銀行の融資を受けて600億円でミャンマー大使館の土地を買うことになります。
そして、資本金1億5千万の小野寺紘毅さんの会社は、この件で負債が膨らみ倒産（負債総額1000億円）。
onodera.akogishi.comより
しかし、国家予算並みの金額を出してくれた小野寺紘毅さんは、「ミャンマーの恩人」となり、後にミャンマーの一等地にヤンゴンインターナショナルホテルを建築。
現在はヤンゴンの地価が急上昇しており、バブル状態のようです。
小野寺紘毅さんは、戦争でミャンマーの土地で亡くなった英霊を弔うために、仏教・神道・キリスト教共同での慰霊祭を行っているそうです。
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